クリーンで飲みやすいオレンジワイン
ワイン名,ヴィンテージ |
ORANGE WINE VIOGNIER RESERVA
オレンジ ワインヴィオニエ レセルヴァ2021 |
容量・アルコール・タイプ |
750ml. ,13% , 白ワイン(オレンジ),辛口
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ボディ |
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味わい | ![]() |
原産国 , 地方 |
チリ,エルキ ヴァレー
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生産者名 |
Viña Falernia ヴィーニャ ファレルニア
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葡萄品種 |
ヴィオニエ100%
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収穫 |
手摘み収穫
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醸造 |
低温醗酵前浸漬
16度に温度設定し果皮とともに22日間醗酵、醸し
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インポーター |
稲葉
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商品詳細

Viña FALERNIA ヴィーニャ ファレルニア


チリワインの産地の中心は、サンディアゴから南に集中してあり、エルキ ヴァレーのような北でワイン造りをしている生産者はいませんでした。 他のチリの生産者たちに、「あの二人のイタリア人は愚かだ」と非難されましたが、信念を貫き通しました。 彼らがワイン造りを始めた事で、エルキ ヴァレーは、チリ最北端の新しいワイン産地としてワイン地図に記されることになりました。
<4ヶ所の畑がそれぞれ個性的>
ワインの品質の90%は、適正な場所に葡萄を植え、適正な時期に収穫することにかかっていると考えています。 「ティトン」は、標高350mで海岸から近く海からの冷たい風のため、標高が最も低いにもかかわらず一番冷涼な畑です。 また、年間200~220日も午前中に霧が出て、樹に湿度を与え、強すぎる日差しを遮るため、気温が5~7度下がります。 その結果、成熟が遅くなります。
「プクラロ(サン カルロ)」は、標高515mで、プクラロ湖(人口貯水池)から近く、ワイナリーのすぐ裏に面しています。 ティトンよりも内陸にあるため、霧はほとんど発生せず、さらに乾燥しています。 日中はとても暑いのですが、夜になると急激に気温が下がります。
「ペドリスカル(ペドロガル)」は、標高650mです。 整備に2年かけ、川の流れを変え、畑を造りました。 土壌は、川石が多く砂質で、グラーヴやシャトーヌフ デュ パプに似ています。 昼と夜の気温差が激しく、カルムネールに最適です。
「ホワンタ」は、標高1700~2070m、面積は30haです。 おそらく世界で最も高い場所にある葡萄畑のひとつです。 日中は焼けるほど暑く、日が落ちると急に寒くなるという、寒暖差の激しい場所です。 水源があり、1500年前インカ時代の石で造った水路を利用しています。


ORANGE WINE VIOGNIER RESERVA オレンジ ワイン ヴィオニエ レセルヴァ

標高600mに位置する「マンザーノ」の畑のヴィオニエから造られています。 畑はワイナリーのすぐ近くにあり、砂と石を多く含む痩せた土壌です。 収穫は100%手摘みで行い、房が潰れないよう15kgの小さいケースに入れセラーに運びます。 除梗、破砕した後ステンレスタンクに移し、温度を8度に下げてコールド マセレーションを行い、果皮からのアロマを抽出します。 その後、赤ワインと同じように果皮と一緒に22日間、16度に温度コントロールしながら発酵と醸しを行います。
※「オレンジワイン」とは、赤ワインのように「マセラシオン(果皮や種子を果汁に漬け込むこと)」を行う製法で造られる白ワインのことです。 色素成分が抽出されるため、通常の白ワインよりもやや濃い色合いから、オレンジに近いものもありますが、白ワインと同じような外観のものもございます。 オレンジワインは、「マセラシオンを行なって造る白ワイン」であり、オレンジ色のワインを指しているわけではございません。

画像は2022/2/28 自宅にて2021試飲のもの
<ファレルニアの醸造家、ジョルジョ フレッサティのコメント >
私にとって最も大切なのは、『美味しいワイン』を造ることです。 高い品質基準を保ち、飲みやすく、さらには欠陥がないことが重要です。 他の生産者のワインのようにオレンジ色をしていないのは、通常よりも早く収穫を行っているためです。 オーガニックやビオディナミ、そしてオレンジワインについて、何度も話し合いながら試飲をしました。 中にはクリーンでないワインや、苦みがあって飲みにくいものも存在しました。 また価格が非常に高いと感じるものもあります。 今回、私たちが造ったオレンジワインは、非常にクリーンでバランスが取れていて、飲みやすいワインになったと思っています。 嘘偽りなく申し上げますと、発酵が始まった時、ワインがクリーンであることに驚き、とても嬉しく思いました。 そして、最後のポイントは価格です。 ワイン市場においてずっと昔から、特に小規模生産者が造る高額で、入手困難なワインが存在しています。 私たちが造ったのは、従来のワインと同じ価格でありながら、より多様性があるものです。
輝きのある黄色、様々な花やドライフラワーの香り、口当たりは非常に複雑でフルボディ、長い余韻があります。
<店長のテイスティングコメント>
醸造家、ジョルジョ フレッサティのコメントのように非常にクリーンで色、味わいも、オレンジワインというより白ワインに近いイメージです。 ヴィオニエの白桃やドライフラワーの香りが豊かで、生産者の意図している飲みやすさが第一印象。 複雑性、長い余韻が感じられるのは抜栓後かなりの時間が経ってから、抜栓翌日にようやくオレンジワインの特徴である果皮の要素が現れてきて、オレンジワインらしくなってきます。

オレンジ ワイン ヴィオニエ レセルヴァ
■葡萄品種:ヴィオニエ100%
■生産地:チリ、エルキ ヴァレー
■栓:スクリューキャップ
■収穫:手摘み収穫
■醸造:除梗、破搾後、8度でのコールドマセレーション
16℃で醗酵、醸し22日間
■インポーター:稲葉