将来ツィンガナになる高いポテンシャルをもつ畑
ワイン名,ヴィンテージ |
TZINGARELLA< ツィンガレッラ 2020
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容量・アルコール・タイプ |
750ml. ,14% , 赤ワイン,フルボディ
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ボディ |
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味わい | ![]() |
原産国 , 地方 |
イタリア,トスカーナ(キャンティ・クラッシコ)
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生産者名 |
MONTE BERNARDI モンテ ベルナルディ
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葡萄品種 |
カベルネ ソーヴィニヨン40% メルロー40% カベルネ フラン15% コロリーノ5%
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醸造 |
ステンレスタンクにて発酵、マセラシオン20日間
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熟成 |
バリック、トノー併用にて18ヶ月熟成。
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原産地呼称 |
I.G.T. COLLI DELLA TOSCANA CENTRALE
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インポーター |
ヴィントナーズ
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商品詳細

MONTE BERNARDI モンテ ベルナルディ

現存のカンティーナは約300年以上も前に建てられた歴史あるカンティーナです。 過去にはカスティロ・ディ・ランポーラに葡萄を売却しておりましたが、1992年よりCh.ル・パンに匹敵する様なワインを造ろうと前オーナー Stak Aivaliotis (スターク・アイヴァリオティス) がワインの瓶詰めを始めました。 もともとパンツァーノ・イン・キャンティの優良生産者に葡萄を販売していた畑だけあり、スターク・アイヴァリオティス氏が瓶詰めをはじめたモンテ・ベルナルディはロバート・パーカーより高い評価を得たのを始め、瞬く間に数々の名声を築き上げました。
そして2003年にワイン造りへの情熱的な思いを持った現オーナーであるシュメルツァー姉弟がモンテ・ベルナルディを訪れます。 姉・ジェニファーは地質学からワインに携わった経験を持ち、弟のマイケルは醸造学科を卒業した後に様々な国でワイン造りに携わった人物です。 なんとか前オーナー・スターク・アイヴァリオティス氏にこのカンティーナを譲ってもらえる様に交渉し、2003年はスターク・アイヴァリオティス氏と共にワイン造りを行います。 スターク・アイヴァリオティス氏はシュメルツァー兄弟の徹底した品質の追求を認め『自らが築いた名声を更に高めるだろう』と確信し、2004年よりシュメルツァー姉弟へ完全に引き継ぎます。

サンジョヴェーゼのポテンシャルを最大限に発揮する為の有機農法

モンテ・ベルナルディでは葡萄のポテンシャルを最大限に引き出せる様に、ルドルフ・シュタイナーのビオ・ディナミ農法を参考に有機農法を実践しております。 マイケルが南オーストラリアにて醸造の勉強を行っていた際、趣味の料理に使う食材を購入する時は無意識にオーガニックの食材を好んで使っている事に気づきます。 そしてワイン造りにもオーガニックを持ち込めればと思い、オーストラリアのビオディナミ協会に入会し、有機農法について学びました。 現在、自分のワインに有機農法を持ち込んだ選択は間違いではなかったと確信しております。
下草にはソラ豆を生やしております。ソラ豆は地中のミネラルや養分を多く吸収します。 ソラ豆の花が咲いたと同時に花を刈り取る事で、ソラ豆が貯めていたミネラルや養分は地中にリリースされ、葡萄は難なく『ソラ豆が集めたミネラルや養分』を得ることが出来ます。 近年はビオディナミを実践し続けてきた事による良い結果が更に見られる様になったと言います。 最近は土壌が腐葉土を貯め込みどっしりとしてきており、バクテリアの数も増えた事で土壌の質が格段に良くなった事を体感しているようです。 また最近は仕立ての際に枝をワイヤーにくくりつけるゴムをやめ、柳の枝を使用し始めたと言います。 今後どのような結果が出るのか楽しみだといいます。

恵まれた土壌を最大限に活かしきる

2003年よりシュメルツァー姉弟がモンテ・ベルナルディで仕事をする様になり、ワインの品質が劇的に向上しました。 先ずシュメルツァー姉弟はこの土地の素晴らしいサンジョヴェーゼを更に昇華させる為にテコ入れを行いました。 畑は森やアルノ川に流れ込む小川に囲まれており、他生産者の農薬などに影響を受ける事の無い恵まれた環境があります。 その恵まれた環境を活かす為に、ルドルフ・シュタイナーのビオ・ディナミ農法を実践しオーストラリアの有機ワイン生産者、ハイバンクのデニス・ヴァイス氏からアドバイスを受け更なる品質の向上を目指しました。
スターク氏の時は年間6,500本造っていたフラッグシップ・ワイン‘サエッタ’用のサンジョヴェーゼを厳しく選別し、サエッタの生産数を約半分の3,300本まで減らし、サエッタの品質を向上させました。 更に良年と言われる2006年でも、4,000本程度にまで生産量を落とした事で、サエッタが目指すスタイルである『エレガントで伝統的なキャラクター』により近づいたとの事です。 残ったサンジョヴェーゼはキャンティ・クラシコへ使い、キャンティ・クラシコの品質向上にもつなげております。

TZINGARELLA ツィンガレッラ

画像は2018/9/13 虎ノ門マリンビルにて2015試飲のもの
このワインは 将来的にツィンガナに使う予定の高いポテンシャルをもつ畑から収穫し造られています。 紫がかった濃いルビー色。カシスやブルーベリーなど小さい赤色果実や、白胡椒などのスパイス香。 口中でも華やかな果実味が広がり、細かいタンニンやフレッシュな酸と共に心地よく広がります。 余韻に綺麗なミネラル感も感じられます。

2007年3月22日『モンテ・ベルナルディ』ディナーパーティー、神宮前『笄櫻泉堂』にて
醸造担当マイケル、広報担当ジェニファー、ご機嫌の店長

モンテ ベルナルディ ツィンガレッラ 2020
■生産地:イタリア トスカーナ(パンツァーノ・イン・キャンティ)
■原産地呼称:I.G.T. COLLI DELLA TOSCANA CENTRALE
■品種:カベルネ ソーヴィニヨン40% メルロー40% カベルネ フラン15% コロリーノ5%
■醸造:ステンレスタンクにて発酵、マセラシオン20日間
■熟成:バリック、トノー併用にて18ヶ月熟成
■インポーター:ヴィントナーズ
■モンテ ベルナルディ サエッタはこちら
■モンテ ベルナルディ キャンティ クラッシコ リゼルヴァはこちら