南仏のスーパー ネゴシアン,デュペレ バレラ
ワイン名,ヴィンテージ |
T.L.M ’ トレ・ロン・マセラシオン 2018
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容量・アルコール・タイプ |
750ml. ,14% , 赤ワイン,フルボディ
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ボディ |
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味わい | ![]() |
原産国 , 地方 |
フランス,プロヴァンス
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生産者名 |
Dupere Barrera デュペレ・バレラ
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葡萄品種 |
ムールヴェードル60%,シラー40%
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醸造 |
NOWATにて約2か月間の成分摘出(Macération)
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熟成 |
ラドゥ産バリック(使用樽)にて約16ヶ月
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原産地呼称 |
A.O.P.Cotes de Provence
A.O.P.コート・ド・プロヴァンス |
インポーター |
ヴィントナーズ
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商品詳細

Dupere Barrera デュペレ バレラ


ラ ルヴュー デュ ヴァン ド フランス誌で、ネゴシアン部門最高賞受賞のデュペレ バレラ。
奥様のエマニュエル デュペレさん(左)と旦那さんのローラン・バレラさん。
地質エンジニアとしての経験を活かし、テロワールを選び,電気器具を一切使わない伝統にのっとったプロジェクトや,SO2の使用を控え清澄・濾過は一切行わない自然派の醸造方法、 ロマネコンティ、イケム等の最高級の樽の使用など、超こだわりのワイン造りで誰もが一目を置く存在となり、南仏の新星と呼ばれます。 フランスワインガイドの『ゴーミョー』では「今年最も注目すべき新人」として異例の写真付きで巻頭に取り上げられたり、『クラスマン』でも同じお題目で巻頭に取り上げられました。 最近では‘クラスマンガイド2005’の創刊10周年巻頭特集に、他の大物醸造家と肩を並べて採り上げられております。

DRCにワイン造りが認められた「ワイン生産者としての快挙」
デュペレ バレラはロマネ・コンティのオベール・ド・ヴィレーヌ氏にワイン造りの信念を認められ,最上級の中古樽を譲ってもらう南仏屈指の生産者です。 「DRCより樽を譲り受けてワインを造る」という一見キャッチーなフレーズですが、DRCより樽を譲り受けているのはデュペレ・バレッラの「果実のピュアな味わい」を表現する為の並々ならぬこだわりの他なりません。 デュペレ・バレッラはワイン造りにおいて、葡萄の味わいをストレートにワインに表現する事を最も重きを置いております。 その為、認証は取得しなくともビオディナミを実践し、ワイン造りに機械を持ち込まない等、徹底したこだわりがあります。 そしてDRCやイケム、ボーセジュール・ベコ等「一流生産者から使用樽を譲り受ける」というのも、そのこだわりの一つです。
果実味をピュアに出来る様に新樽の使用を控えているのですが、どんな使用樽でも良い訳ではありません。 一流生産者に納入される一流の樽だからこそ納得のいくワイン造りができる。 だからこそDRCやイケム、ボーセジュール・ベコ等なのです。 しかしDRCから使用樽を簡単に得られたわけではありません。 何度も何度も手紙を送り続け、ようやく面会が許され「なぜDRCの使用樽が必要なのか?」等の質問を始め、100以上にわたる細かい質疑応答が繰り返され、デュペレ・バレッラのワイン造りの哲学がDRC側に認められた為、使用樽を譲り受けられるようになったのです。 更に、DRCだけではなく他の一流生産者から樽を譲り受ける際の「ワイン造り」に対する意見交換から得た知識も彼らのワイン造りに大いに反映されております。

徹底したこだわりの造り
<樽への徹底したこだわり>
彼らのこだわりは樽の質についても感心させられます。 樽の仕入先はサンテミリオンのシャトー ボーセジュールベコ、ヴィンテージ2001ではロマネ・コンティにイケム。 このような樽を選ぶのには理由があります。 まず第一に果実香・果実味を大切にするデュペレ・バレラでは強すぎる樽香をワインに与える可能性のある新樽を現在のところ控えています(2006年から一部で使用)。 第二にローランが納得できる樽はかなりの高品質。 しかし、樽そのもの、また原料となるオークの質に大きな差がある中、彼らが購入する樽数ではメーカーによる最高品質の樽の供給が望めません。 そこで必然的に樽メーカーがこぞって一番出来のよいものを納入する大手へと手紙を出し樽を譲り受ける交渉をしたのです。 当然、ワイン造りの話にもなるわけですから色々な話を聞ける事もメリットとなり一石二鳥と考えられたそうです。 樽は譲り受けられなかったもののヴァランドローにも電話をされ色々とワイン造りについて語られたそうです。 (余談ですが、奥さんはDRCに大変気に入ってもらえたそうで、1本お土産まで頂いたそうです)。

多くの一流フレンチが愛用
彼等の造るワインはリリース後も熟成を行わないと楽しめないワインではなく、収獲した葡萄をそのまま頬張ったようなフレッシュなブドウの味が感じられる、若いうちから楽しめるスタイルです。 レストランでは若いヴィンテージでも仕入れた直後からすぐにサービスができることから、多くの一流フレンチが愛用しております。
★★★(三ツ星) Auberge de L'Eridan
★★(二ツ星) Les Hauts de Loire, L'Auberge de Cheval Blanc
★(一ツ星) L'Altalndide, Vieux Castillon, Osetellerie Paulus, Hostellerie de la Chenaudiere

Très Longue Macération トレ ロン マセラシオン

他のワインとTLMが違うのは、更にここから果帽ごとワインを樽に入れ2ヶ月間、果皮や種から成分を抽出を行いながら熟成を行ないます。 デュペレ・バレッラではこの期間も「マセラシオン」と考えており,ワイン名を「Très Longue Macération=とても長いマセラシオン」と呼んでいます。 2ヶ月後に果帽とワインを別け、同じ樽に戻して更に約16ヶ月の熟成を行い清澄・フィルタリングは行なわずに瓶詰めが行なわれます。
<Nowat製法>
ワイン造りにおいて、電気機械を一切使わず、古い伝統にのっとって造る事から 【No=使わない、Wat=電気】と名付けられました。 この方法の最大のメリットは抽出を強く行ないすぎずに優しいタンニンを得ながらも、満足のいく濃さが得られる事です。 ロワールで葡萄栽培と酪農を兼業する無名の年寄りが、機械を使わずに醸造していたのを、たまたま目にする機会があったのがきっかけでこの醸造方法を行なうようになりました。 特に明確なメソッドがあったわけでは無い為、試行錯誤を繰り返しながら、2001年に初めてNowatにて醸造したワインが瓶詰めされました。

トレ ロン マセラシオン 2018
■生産者名:Dupere Barrera デュペレ バレラ
■葡萄品種:ムールヴェードル60%,シラー40%
■熟成:ラドゥ産バリック(使用樽)にて16ヶ月
■希望小売価格:4,340円(税抜)
■インポーター:ヴィントナーズ
<デュペレ・バレラ関連のワイン>
コート・ド・プロヴァンス ノーワット
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
マイ・ラブ ヴァン・ド・ペイ・ドック


2013/5/29 虎ノ門マリンビルにてデュペレ バレラ夫妻と