ペトリュスと最後まで張り合ったというエピソードは有名
ワイン名,ヴィンテージ |
Poupille プピーユ 2016
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容量・アルコール・タイプ |
750ml. ,14.5% , 赤ワイン,フルボディ
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ボディ |
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味わい | ![]() |
原産国 , 地方 |
フランス,ボルドー,カスティヨン
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生産者名 |
Chateau Poupille(Vignobles J.M.Carrille)
シャトー・プピーユ(J.M.カリーユ) |
葡萄品種 |
メルロー100%
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熟成 |
オーク樽(バリック、新樽比50%)28か月
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原産地呼称 |
A.C. COTES DE BORDEAUX コート・ド・ボルドー
(カスティヨン・コート・ド・ボルドー) |
インポーター |
モトックス
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商品詳細

Poupille プピーユ

*輸入元モトックスより
人気ワイン漫画「神の雫」第9巻に1999ヴィンテージが掲載されています。

ワイン愛好家によるブラインド対決でペトリュスに勝利

プロによるブラインド・テイスティングでペトリュスと張り合ったことがある、という伝説は本物なのか。 そして今もその実力は健在なのか。 ワイン愛好家122名を対象とした大規模なブラインド対決規格を、輸入元のモトックスが2018年5月に阪急梅田本店にて実施。 実勢価格35万円のペトリュス2014に対し、4,700円のプピーユ2014、その結果は。 51対74でプピーユの勝利。 半数以上の人がプピーユの方が高級ワインと回答しました。

プピーユとカリーユ家

現在彼らが所有するサン・テミリオンのシャトー・オー・カルディナルがプピーユの原点です。 その地でのワイン造りの記録は1790年まで遡るという古い歴史を持っています。 現オーナーであるフィリップ・カリーユ氏がシャトーに本格的に参加したのは89年で、カスティヨンで「プピーユ」を造り始めます。 その直後、専門家によるブラインド・コンテストでシャトー・ペトリュスと最後まで選考に残ったことが大きな話題となり、プティ・シャトーブームの先駆けとなりました。
彼のワインへのこだわりは徹底的かつ前衛的で、90年代後半に、ボルドーで初めて「オクソライン」を持ち込みました(写真参照、同時期にレイニャックも)。 樽熟成期間の最初の3か月間は週に一度樽を回転させ、澱を攪拌させ、旨味を摘出します。 バトナージュを行わないため、樽内部に酵素やバクテリアが混入せず、酸化防止剤(亜硫酸)の仕様を最小限にすることができます(約30mg/L)。 さらに雑味のないピュアなジュースを得るための垂直式圧搾機の導入、その年のブドウの出来に合わせて樽の産地、トースト具合を変えるなど、随所にその徹底ぶりが光ります。 そして品質を追求する中で見つけたもう一つの答えが「有機栽培」。 2004年から実践し、2008年にエコセール認証を取得。 培養酵母の添加はせず、野生酵母を活かす造りを行っています。

完全な有機栽培を目指して

フィリップ・カリーユ氏がこだわる 有機栽培 の方法とは ・・・
1. 畑を耕すこと
根を地中深く伸ばすため、横に生える根をなくす→根が土壌の深い所のミネラルをしっかり吸い込めるようになる→ミネラルの豊富なピュアなワインになる
2. 肥料を極力与えない
センサーを区画ごとに植えて、ブドウの木が健全な状態にあるようチェック
(天候・温度 etc ・・・)。有機栽培に認められている肥料でも極力使用しない。
3. サン・テミリオンに研究所を設立
酸化防止剤を使用しないでワインを造る為にも、自分自身でサン・テミリオンに研究所を設立,現在では100を超えるシャトーから分析を依頼されるように。
また、環境問題への取り組みにも熱心で、浄水設備も完備。 排水時には一度浄水してから川へ流しています。 また、ブドウの枝を焼いた熱を暖房に利用したりもしています。
そして、彼の夢はA.O.C.コート・ド・カスティヨン全ての300のシャトーが有機栽培になるように呼びかけ、「1アペラシオン全てが有機栽培」という、今までにない事を実現することなんだそうです。

樽熟の秘密

多くのシャトーは,ブドウの皮や澱がキュヴェの中を舞って、しっかりと果実味を引き出すように、バトナージュを行う。 しかしこれは、蓋を開けるため、酸化のリスクがあり、結果的にSO2が必要になる。 また、かき混ぜるための器具を用いるので、清潔でない場合、バクテリアも心配。 そこでプピーユは「オクソライン」と呼ばれる回転式樽ラックを用い,蓋を開けずに澱がワインの中を舞うことを可能にした。 1日1回、回すことで、十分に果実味や色素を引き出すことができるし、凝縮度が出る他、酸化の恐れもなくワインが健全な状態を保ちます。

フィリップ・カリーユ・セミナー

2007年の初めに、シャトー・プピーユのオーナー醸造家である、フィリップ・カリーユ氏が来日しました。 普段はすごくお茶目な人なのですが、セミナーの時は極めてまじめに熱く語ってくれていた姿がとても印象的でした。 話を聞いていて、一番心に残ったのは、有機栽培に関する話でした。 彼は2004年から有機栽培に移行しているのだけれど、周囲の生産者にも説得して有機栽培に移行してもらったそうです(熱く語る姿が見えます、上の写真)。
そして彼には夢があって、それは、コート・ド・カスティヨン全ての300のシャトーが有機栽培になるように呼びかけ、「1アペラシオン全てが有機栽培という、今までにない事を実現すること」なんだそうです。今はまだ「そんな夢を語っても、『何を言っているんだ。』と思われることも多いけど、がんばっていきたい」と語っていました。 彼の考え方が当たり前になる日もそう遠くないのかな、と思ったりもします。

プピーユのフィリップ・カリーユ氏(左),モンペラのティボー・ディスパーニュ氏(右)と
2017/2/7 TKPガーデンシティ品川にて

■ ブドウ品種 : メルロー 100%
■ 土壌 : 底土に石灰質をもつ、粘土質
■ オーガニック等の情報 :ビオロジック
■ オーガニック認証機関: Ecocert(有機認定)
■ 醗酵 : セメントタンク
■ 熟成 : フレンチオーク樽熟成 28ヶ月
(225L、新樽比率 50%、1年使用樽 50%)
お客様の声
ゆう様 | 投稿日:2021年12月16日 |
おすすめ度:
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まだ飲んでいないので、評価はお店に対してです。ワインの説明文に惹かれて購入しました。しばらくセラーに寝かせてから頂く予定です。梱包も丁寧ですし、クール便の判断など、とても信用出来るお店だと思います。
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お店からのコメント