エルキ ヴァレーのパイオニア
ワイン名,ヴィンテージ |
NUMBER ONE ナンバー ワン 2017
|
容量・アルコール・タイプ |
750ml. ,15% , 赤ワイン,フルボディ
|
ボディ |
![]() |
味わい | ![]() |
原産国 , 地方 |
チリ , エルキ・ヴァレー
|
生産者名 |
VINA FALERNIA ビーニャ ファレルニア
|
葡萄品種 |
カベルネ ソーヴィニヨン50%、シラー25%
カルムネール25%
|
熟成 |
フレンチオーク樽、アメリカンオーク樽で12ヶ月
|
インポーター |
稲葉
|
商品詳細

VINA FALERNIA ビーニャ ファレルニア


チリワインの産地の中心は、サンディアゴから南に集中してあり、エルキ ヴァレーのような北でワイン造りをしている生産者はいませんでした。 他のチリの生産者たちに、「あの二人のイタリア人は愚かだ」と非難されましたが、信念を貫き通しました。 彼らがワイン造りを始めた事で、エルキ ヴァレーは、チリ最北端の新しいワイン産地としてワイン地図に記されることになりました。
<4ヶ所の畑がそれぞれ個性的>
ワインの品質の90%は、適正な場所に葡萄を植え、適正な時期に収穫することにかかっていると考えています。 「ティトン」は、標高350mで海岸から近く海からの冷たい風のため、標高が最も低いにもかかわらず一番冷涼な畑です。 また、年間200~220日も午前中に霧が出て、樹に湿度を与え、強すぎる日差しを遮るため、気温が5~7度下がります。 その結果、成熟が遅くなります。 「プクラロ(サン カルロ)」は、標高515mで、プクラロ湖(人口貯水池)から近く、ワイナリーのすぐ裏に面しています。 ティトンよりも内陸にあるため、霧はほとんど発生せず、さらに乾燥しています。 日中はとても暑いのですが、夜になると急激に気温が下がります。 「ペドリスカル(ペドロガル)」は、標高650mです。整備に2年かけ、川の流れを変え、畑を造りました。 土壌は、川石が多く砂質で、グラーヴやシャトーヌフ デュ パプに似ています。 昼と夜の気温差が激しく、カルムネールに最適です。 「ホワンタ」は、標高1700~2070m、面積は30haです。おそらく世界で最も高い場所にある葡萄畑のひとつです。 日中は焼けるほど暑く、日が落ちると急に寒くなるという、寒暖差の激しい場所です。 水源があり、1500年前インカ時代の石で造った水路を利用しています。


ナンバー ワン

画像は2020/10/12 輸入元の稲葉代々木オフィスにて2016試飲のもの
オーナーのジョルジョ フレサッティ(写真中央)が、オリヴィエ家に敬意を込めて造ったワインです。 オリヴィエ家は最初にエルキ ヴァレーへ移住した従兄弟のアルド グラモラ(写真右)の家系で、アルドの母親、アルド、そして息子と、チリに移ってから3世代目になりました。 そこで、3種類の葡萄を使って最高のワインを造ろうと考えました。 名前は、ファレルニアが樽100%で造った最初のワインだったというシンプルな理由から付けました。 それぞれ最も良い区画の葡萄を使用しています。収穫した葡萄は優しく破砕します。 10度で48時間、発酵前の醸しを行ないます。発酵は22~24度で10日間行い、その後1週間醸しをします。 ステンレスタンクでマロラクティック発酵させます。 カベルネ ソーヴィニヨンとシラーはフレンチオークで、カルムネールはアメリカンオークでそれぞれ12ヶ月樽熟させます。 ブレンドし、3ヶ月タンクで置いてから瓶詰します。
赤いベリーやバニラ、チョコレートの香りと風味が感じられます。樽は強すぎず、バランスの取れたワインとなっています。
<店長のテイスティングコメント>
カベルネ ソーヴィニヨンが50%、シラーとカルムネールで50%と、カベルネ ソーヴィニヨンの割合を多くして、さらに熟成させる樽をフレンチオークとアメリカンオークを使用、葡萄の個性に合わせて使い分けることにより、バランスの取れたボルドースタイルのワインになっている。 果実味が凝縮していて飲みごたえがあり、しかも酸が程よく感じられ繊細さも持っている。 エルキ ヴァレーのテロワールと生産者の技術がうまく合致したお値打ちなワインだ。

■葡萄品種:カベルネ ソーヴィニヨン50%、シラー25%、カルムネール25%
■産地:エルキ ヴァレー
■熟成:フレンチオーク樽(カベルネ ソーヴィニヨン、シラー)
アメリカンオーク樽(カルムネール)で12ヶ月
■インポーター:稲葉